ふるさと納税3倍増 愛媛県と20市町
出身地や応援したい自治体に寄付すると税の控除や特産品の返礼が受けられる「ふるさと納税」で、2015年度の愛媛県と20市町を合わせた実績は11万3374件に上り、14年度の3万6842件から約3倍に増加したことが29日までに分かった。金額も約6億9449万円から約22億7529万円へと3倍以上に伸びている。
減税対象となる寄付額の上限が15年から約2倍に引き上げられ、ふるさと納税がスタートした08年度以降、県内では件数・金額とも最高を記録。給与所得者が寄付する場合、年間で5自治体までなら確定申告を必要としない制度も利便性を高め追い風になった。
20市町は11万1394件(14年度3万6540件)で約22億5183万円(約6億8674万円)。県は1980件(302件)で約2346万円(約775万円)だった。