地震がが起きたときにどこにいても安全に避難できるようになろう! 愛媛県西条市丹原町池田の丹原小学校の6年生45人が4日、近くの丹原公民館で、5年生や地域住民ら約80人を前に、自分たちで調査し考えた集団登校時の地震避難マニュアルの案を発表した。
 マニュアル作りは、市が2004年の台風災害を受け、06年度から小学6年生を対象に実施している防災教育の一環。発表は、丹原小が地域住民に危険箇所などを知ってもらおうと、丹原地区青少年健全育成協議会の協力を得て企画した。
 丹原小児童は15年度、校外にいるときに地震が発生した場合の対応をテーマに学習。集団登校時に低学年の児童を誘導しながら安全な道を通って広い田畑などに避難するためのマニュアル作りを目標に、地域の現状や課題を学んできた。
 発表では、登校ルートごとに9班に分かれた6年生が模造紙にまとめた各ルートの危険箇所や課題解決策などを寸劇を交えて説明。避難の際は建物の密集地や河川などの近くを避け、安全で広い道を通る▽低学年の児童には目線を下げてゆっくり冷静に話す―ことの大切さなどを訴えた。