特定外来生物のアライグマが繁殖し農作物を荒らすなど被害が全国的に深刻化しているのを受け愛媛県は29日、四国中央市で防除実践研修会を開いた。侵入初期段階での対策強化に向け、県や市町担当者ら約40人が生態や捕獲方法を学んだ。
 県内では09年以降生息が確認されており、県は防除強化事業として今年7、8月に四国中央市土居地域の畑などにわな9個を仕掛け、3匹を捕獲した。10月には松山市で1匹を捕獲、11月に西条市で動画撮影されている。
県自然保護課は「足跡などを見つけたら、速やかに市や町に連絡してほしい」としている。