日本の仏教文化などの視察のため来県しているインド東部ブッダガヤ市のシン・プリティ市長と関係者ら約10人が17日、愛媛県庁で中村時広知事と会談し、交流拡大について意見交換した。
 ブッダガヤ市は釈迦(しゃか)が悟りを開いたとされる仏教の聖地で、一行はインドで四国八十八カ所霊場の本尊を描いた水墨画の展示活動などをしている天竺(てんじく)国際文化交流協会(今治市)の呼びかけで来日した。
 シン市長は「日本とインドは以前から結びつきが強い。今後はさらに仏教を通じたつながりを発展させていきたい」と文化交流の促進などを要請。中村知事は「インドは30年ほど前に訪れたことがあり、発展した現在の姿も見てみたい」と関心を寄せていた。