西アフリカを中心に猛威を振るうエボラ出血熱で親を亡くした子どもたちへの支援を呼び掛けるチャリティーコンサート「Search for Peace」が7日、愛媛県西条市小松町大頭の石根公民館であった。市内外の親子ら約100人が、多様な音楽を満喫しながら自らにできる支援を考えた。
 県ユニセフ協会(松山市)主催。今治市を拠点に活動する沖縄民謡グループ「しまなみネーニーズ」、西条市民らでつくるラテンバンド「オルケスタ・セトウチ」、新居浜市が拠点のゴスペルグループ「ガスポネーション」などが協力した。
 出演者は軽快な沖縄民謡やラテン音楽、力強いゴスペル音楽などで聴衆を魅了。協会の谷岡美佳事務局長(49)はエボラ出血熱の現状などを紹介し、「脅威にさらされている子どもたちのために皆さんの温かい支援を届けたい」と力を込めた。