「ネズミ」の赤ちゃんたち、こんにちは! 県立とべ動物園(愛媛県砥部町上原町)に今夏、南米に生息する世界最大級のネズミの一種、カピバラ4匹と、愛らしい顔に全身を覆う鋭い針が特徴のヨツユビハリネズミ3匹が生まれた。このほど一般公開が始まり、家族仲良く過ごすほほえましい姿が楽しめる。
 カピバラは雄雌それぞれ2匹が11日に誕生。飼育担当の山内真司さん(53)によると、誕生時に約20センチだった体長は現在30センチを超え、体重は1.8~2.4キロほどで順調に成長している。
 父親「かん太」(6歳)と母親「ワカメ」(3歳)の間には2015年10月に雄1匹雌2匹が生まれており、子ども計7匹の大家族。きょうだいで追いかけっこをしたり、一緒にエサを食べたりと仲むつまじい。「家族の絆が深い動物なので親子の関わり合いを感じてほしい」としている。
 ヨツユビハリネズミの赤ちゃんは7月19日に生まれ、まだ片手に乗るほど小さい。名前とは異なりネズミの仲間ではなく、モグラに近いという。