天敵から「地域の宝」を守れ―。色とりどりのサンゴが群生する愛媛県愛南町の沖合で26日、サンゴを食い荒らす巻き貝シロレイシガイダマシ類とオニヒトデの駆除が始まった。足摺宇和海国立公園内の海域で9月上旬まで計10回作業する。
町や町観光協会などでつくる宇和海海中資源保護対策協議会が1991年から毎年実施。鹿島や横島周辺の10カ所の海域が対象で、延べ76人のダイバーが参加する。
26日は卓状サンゴやソフトコーラルがある鹿島北側のポイントで8人のダイバーがピンセットなどを手に作業。1時間20分の潜水で巻き貝629個を駆除した。オニヒトデは確認されなかった。