スノボ男子HP・片山選手決勝へ 愛媛時代の元指導者ら現地で応援
【平昌13日愛媛新聞=伊藤一紀】平昌冬季五輪のスノーボードのハーフパイプ(HP)男子予選が13日あり、中学高校の6年間を愛媛で過ごした片山来夢選手(22)=東温高出=が90.75点、5位の好位置で通過した。片山選手のもとに歩み寄り、ハグをして「よくやったな」と祝福したのは、元指導者の国広直也さん(43)=兵庫県養父市。静岡出身の片山選手とともに東温市へ移住して6年間、共同生活を送っていた。「まさか、ここまで来るとは」と感無量の表情。
国広さんや施設関係者が描いた愛媛から五輪選手を出すという夢の本気度は、片山選手の家族にも伝わった。父・渉さん(52)は小学校を卒業したばかりの息子を送り出すのに「心配はなかった。国広さんがいるのだから」。