愛媛県四国中央市は4日、特定外来生物で毒を持つセアカゴケグモの雌1匹が同市中曽根町で見つかったと市ホームページで公表した。市によると、健康被害の訴えはなく、繁殖は確認されていない。市内での発見は初めてで、県内では8例目。
 市と県によると3日午前、住民が体長1センチ前後のクモを発見し、県四国中央保健所に連絡。県生物多様性センターが写真を基に、雌の成体と特定した。市は注意を呼び掛けるチラシを自治会を通じて配った。
 セアカゴケグモは攻撃性はないが、触るとかまれることがあり、痛みや頭痛などがある。