タイ国ランパーン県のサマード・ロィファ知事やランパーン市のキティプー・ナムボン市長ら14人が4日、愛媛県の松山市役所に野志克仁市長を訪ね、歓談した。松山市は観光振興や地域活性化に役立ててもらおうと、放置自転車100台を贈った。
 愛媛トヨタ自動車(松山市)が2007年から同県の子どもたちに衣服や文房具などの物資支援を行っており、14、15年度には桜の苗木計200本が植樹された縁があり、日本の桜の季節に合わせて訪れた。
 2日から松山に滞在し花見のほか、松山春まつりの大名行列見学などをしている訪問団は「タイの桜はまだ少ししか咲いていないが、松山のようによく咲くことを願っている」などと話した。野志市長が自転車の目録を知事に贈呈。自転車は観光レンタサイクルなどに役立てられるという。