愛媛県今治市のタオル産業を担う人材を育成する「実践型人材養成システム」の修了式が25日、同市桜井団地4丁目の今治高等技術専門校(金繁宏規校長)であり、1年間の訓練を終えた地元メーカー2社の訓練生2人が製造現場を支える技術者として一歩を踏み出した。
 式では、金繁校長と四国タオル工業組合の丸山要副理事長が2人に修了証書と技能証明書を手渡した。金繁校長は「今治タオルブランド発展のために日々努力してほしい」、丸山副理事長は「学んだことを土台にレベルアップし、企業の中核人材となることを願う」と激励した。
 訓練生を代表して吉井タオルの水口誓也さんが「立派な技術者になるよう努力し、地場産業に貢献していきたい」とお礼の言葉を述べた。