最先端のタンパク質研究などを発信する「プロテイン・アイランド・松山 国際シンポジウム2015」の一般向け体験セミナーが3日、愛媛県松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターであり、県内の小中高生ら約120人が、世界の注目を集める愛媛大発の技術を実験と講演で体感した。
 生きた細胞内で起きるタンパク質の合成反応を試験管の中で再現するという愛媛大が開発した技術を周知しようと、愛媛大が県や市などと2003年から開いている。
 参加者は、愛媛大教員らの指導でオワンクラゲの光るタンパク質の合成に挑戦。小さな試験管を用いてタンパク質をつくる工場となるコムギ胚芽の抽出液に、設計図となる遺伝情報、材料のアミノ酸を慎重に加えた。