医療従事者不足が想定される大規模災害時に、けがの程度で市民が負傷者の搬送先を判断する「市民トリアージ」の講習会が18、19の両日、愛媛県今治市のホテルで開かれ、計約70人が一人でも多くの命を救うために自分たちにできることを考えた。
 知識を身に付けてもらおうと、市内の防災士らでつくる市民トリアージ研究普及会(田中弘会長)が昨年に続き開催。18日は「市民トリアージ」を提唱した静岡県のNPO法人「災害・医療・町づくり」の安田清理事長(72)=静岡県立総合病院災害医療センター顧問=が講演した。