10日から新居浜市で始まる「大ペルーアンデス文明展」(愛媛新聞社など主催)を前に、駐日ペルー大使のエラルド・エスカラ氏が9日、同市を訪問し、石川勝行市長と民間交流の促進などをうたった声明書に署名した。
 声明書によると、エスカラ大使の別子銅山産業遺産視察(2014年)、新居浜物産協会や市幹部らのペルー、マチュピチュ遺跡訪問(15年)など、これまで重ねた交流活動を確認。今後は、新居浜市とマチュピチュ遺跡観光の拠点となるチンチェロ市や、日本とペルーの両国の民間レベルでの交流が活発に進められることを希望した。
 大ペルーアンデス文明展は同市坂井町2丁目のあかがねミュージアムで10月18日まで開かれ、民俗資料や土器、織物など350点が展示される。