愛媛県は13日、リオデジャネイロ五輪陸上女子3000メートル障害日本代表の高見沢安珠選手(20)=松山大3年=に、愛顔(えがお)のえひめ文化・スポーツ賞を贈った。
 高見沢選手は6月にあった日本学生個人選手権、日本選手権をともに大会新記録で2連覇。日本選手権では参加標準記録を突破する9分44秒22をマークし、五輪出場を決めた。
 13日、松山大の村上宏之学長、女子駅伝部の大西崇仁監督と県庁を訪れた高見沢選手は、日本選手権でのレースを「愛媛の皆さんからパワーを送ってもらって走れたと思っている」と振り返った。中村時広知事は賞状とメダルを手渡し「健康管理に気をつけ、持てる力を100パーセント出し切ることを目標に頑張って。みんな応援している」と激励した。
 高見沢選手は「海外選手との力の差はまだ大きいが最後まで挑戦し、決勝進出を目指します」と引き締まった表情で抱負を語った。