愛媛県上島町の無人島、豊島に整備が進められていた現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒター氏の作品「14枚のガラス/豊島」を収めた展示スペースの一般公開が28日、始まった。今年は8月28日までの土日祝日に無料公開される。
作品は、1967年から手がけるガラスの立体シリーズの最新作。全長約8メートルの大作で1.9メートル×1.8メートルの透明ガラス14枚が、少しずつ角度を変えて連なり、光や景色、見る人自身の影を映し込んでさまざまな表情をみせる。
作品を収めた箱型の建物(高さ4.4メートル、幅5.6メートル、奥行き16.2メートル、床面積約73平方メートル)は竹林に囲まれた斜面にある。