全国農業高等学校長協会(東京)の教育顕彰制度「アグリマイスター」で、愛媛県久万高原町上野尻の上浮穴高校3年大野一馬君(17)がこのほど、最上級のプラチナを獲得した。取得した関係資格などを数値化して評価する制度で、応募した全国約130人のうち、プラチナは6人だけ。大野君は「頑張ったかいがあった」と喜んでいる。
 協会によると制度は今年創設。農業教育の向上などを目的に、資格の取得やコンクールの成績などを数値化し、合計得点によってプラチナ、ゴールド、シルバーの3段階で評価する。
 大野君は同校の森林環境科で農業や林業などを学んでいる。測量が得意で、7月に測量士補の資格を取得。1年生の時に出場した平板測量競技会でも高校生の全国大会で「優秀」を獲得するなどアグリマイスターでも得点源となり、制度の評価基準で60点以上のプラチナに該当した。