脱税目的で灯油などを不正に混ぜた軽油の抜き取り調査が20日、愛媛県東温市下林の県道であり、県中予地方局職員らがトラックなどのディーゼル車から軽油を採取した。
同局課税課によると、ディーゼル燃料の軽油には1リットル当たり32.1円の軽油引取税(県税)が課せられるが、非課税の灯油や重油で水増しし、税負担を免れるケースがある。
20日は、県職員と松山南署員計13人が大型トラックなどを停止させ、手動ポンプで燃料タンクから約0.8リットルを採取。運転手に給油時期や場所などを聞き取った。サンプルは県外の専門機関で分析し、不正混合があった場合は追跡調査する。