不正軽油を根絶しようと全国一斉の軽油抜取調査が14日、各地であり、愛媛県内では主要幹線道路3カ所で県職員らが大型トラックなどから燃料を採取し、不正の有無を確認した。
県によると、軽油には1リットル当たり32.1円の県税がかかるが、灯油や重油を混ぜるなどして税負担を逃れる例があるほか、不正軽油は使用すると硫黄酸化物を多量に排出するなど環境汚染の要因ともなっている。
松山市大浦の国道196号では、県中予地方局員や松山西署員らが約20台に一時停止を求め、燃料タンクから約800ミリリットルを採取。給油場所などを聞き取り、「不正軽油を作ったり使ったりしないように」と注意喚起のチラシを手渡した。