大型の風11号は17日午前4時現在、香川県観音寺市付近を1時間に約20キロの速度で北北西へ進み、愛媛県の中予や南予は暴風域を抜けたとみられている。松山地方気象台は午前5時45分、県気象情報を出し、17日昼前にかけて東中予では局地的に雷を伴い1時間に50ミリの非常に激しい雨が見込まれるとして、土砂災害警戒情報が出されている地域では引き続き厳重な警戒をするよう呼び掛けている。
 南予の海上では17日夕方までしける見込み。昼前にかけては引き続き海上を中心に非常に強い風が吹く恐れがある。うねりを伴った高波と暴風に警戒が必要。
 気象台によると、16日午前2時から17日午前5時までの雨量は石鎚山成就社358ミリ、四国中央市富郷134.5ミリ。
 17日午前5時までの最大風速は新居浜15.4メートル、伊方町瀬戸12.6メートル。
 17日午前6時からの24時間雨量は、多い所で東中予200ミリ、南予100ミリ。17日に予想される最大風速は東中南予の陸上20メートル、海上25メートル。波の高さは、南予はうねりを伴い5メートル、東中予は3メートル。