中国・安徽省宣城市の友好訪問団が22日、友好協定を結ぶ愛媛県四国中央市を訪れ、同市妻鳥町の県紙産業技術センターを見学するなどした。
 友好都市交流協会(三木輝久会長)によると、宣城市は「宣紙」と呼ばれる書画用紙の産地として知られる。ともに紙の生産地であることから1995年に旧川之江市と旧宣州市が協定を結び、それぞれ新市発足後も交流を続けている。
 訪問団の6人は森川政昭センター長の案内で、試験室や展示コーナーを視察した後、市内のホテルで篠原実市長らと歓談。両市の友好の証しとして、四国中央市の水引細工と宣城市の牛革を手彫りした影絵の伝統工芸作品を交換した。