愛媛県松山市の市民団体が4日、子どもの医療費助成制度を拡充し、入・通院とも中学卒業まで無料化するよう求める陳情書を市民らの署名1万1475筆とともに市に提出した。
 市では現在、通院は小学校就学前、入院は小学3年まで無料。母子家庭医療費助成制度に所得制限を設けて財源を捻出し、2015年4月から入院を小学6年まで無料化する。県内では18市町が中学3年まで入院を無料にしている。
 4日は、新日本婦人の会松山支部メンバーらでつくる実行委員会(杉戸愛子委員長)の13人が市役所を訪問した。唐崎秀樹子ども・子育て担当部長に、陳情書と5月中旬~8月末に街頭のほかPTAや医療団体などを通じて集めた署名を提出し、無料化を求める声の多さを訴えた。