愛媛県の中村時広知事は27日、県庁で定例会見した。相模原市の知的障害者施設で26日未明に入所者が刃物で刺され、19人が死亡した事件を受け「同じようなことが愛媛で起こった場合にどうするか、県警を含めた担当部局で検証する必要がある」との認識を示した。
 中村知事は、容疑者が衆院議長公邸に事件を予告する手紙を2月に持参しているといった予兆があった点を挙げ「容疑者の心理状況や背景を含め(現地で)検証がなされて(事件の)回避策が見えた場合は対応したい」と述べた。
 再稼働に向け準備が進む四国電力伊方原発3号機で17日に発生した1次冷却水ポンプのトラブルには「四電はしっかりと点検し、隠し事をしないことを徹底してほしい」と求めた。