丸住製紙が農業参入 子会社、レタス水耕栽培
愛媛県四国中央市の丸住製紙(星川一冶社長)はこのほど、100%子会社「しこくグリーンファーム」(北村秀史社長)を設立し、農業分野に参入した。遊休地を活用した経営改革の一環で、ビニールハウス(4800平方メートル、川之江町)を設置し、レタスを水耕栽培。7月から県外の総菜加工会社などに納入している。
同ファームによると、ハウスは6月に完成。現在はグリーンリーフレタスなど2種類を栽培し、コンビニチェーンなどと取引のある四国や関西、九州の4社に販売。市内の一部産直市やスーパーにも数量限定で卸している。
本社出向の2人とパート従業員11人が働く。年間の予定出荷株数は110万株で、初年度下期は8割程度の稼働率を見込んでいる。2016年度以降の黒字化を目指す。