久万高原天体観測館で写真展 星の瞬き、夜の声に耳を澄まして
愛媛県久万高原町の星空やホタルなどの写真を集めた「ふるさとの清夜・久万高原 星景写真展」が、同町下畑野川の久万高原天体観測館で開かれている。6日まで。
写真展を開いたのは松山市久谷町の写真家伊賀上賢治さん(68)。2013年に久万高原町で見た雲海に感動し、14年から町内の星空と風景の写真を撮影している。
今回は、3年間で撮影した中から23点を展示。「花桃の里」として親しまれる中津の農業佐賀繁志さん方のハナモモと星空の風景や、大成のヒメボタルなどが目を引き、来場者はじっくりと鑑賞していた。
伊賀上さんは「町内の人が知っていそうで気づいていない風景を見せることができた。庭先で見えるふるさとの風景を地元の人に見直してもらうとともに、夜の久万高原町の魅力を再認識してもらえれば」と話した。