久松家ゆかり40点公開 松山・東雲神社
愛媛県松山市丸之内の東雲神社は2日から3日間、同神社文華殿で、松山藩主久松松平家ゆかりの甲冑(かっちゅう)や能道具など約40点を特別公開する。
武具では、久松松平家の家紋「星梅鉢」と「異風な造形」をテーマに、初公開24点を含む計28点を展示。西洋甲冑の意匠を強く残した「金彩獅子枝菊和製南蛮胴具足(きんさいししえだきくわせいなんばんどうぐそく)」は、全国で類例のない珍品。緻密な螺鈿(らでん)細工が美しい馬具「青貝螺鈿銀金貝星梅鉢紋鞍(あおがいらでんぎんかながいほしうめばちもんくら)」や、左右に布ひだのある頭巾を模した変わりかぶと「鉄黒漆塗割頭巾形兜(てつくろうるしぬりわりずきんなりかぶと)」などもそろう。
特別公開は午前10時~午後3時(4日は午後4時まで)。入場料300円。