九島大橋開通 多彩なイベントでお祝い
愛媛県宇和島市坂下津と沖合九島の蛤を結ぶ「九島大橋」(468メートル)の開通式が3日、市役所と橋上であり、関係者約180人が半世紀以上にわたる悲願達成を祝った。
市役所であった式典では石橋寛久市長が「島民にとって長年の夢が実現した。救急や災害対策、産業、観光とあらゆる面で利便性が格段に向上する。九島だけでなく宇和島市全体の発展へ起爆剤となるよう期待する」とあいさつ。関係者らは坂下津側の橋のたもとでテープカットし、くす玉を割った。その後、歩いて橋を渡り、島民と合流し万歳三唱で盛大に祝った。
午後1時からは歩行者と自転車に開放。市内夫婦2組の架橋ウエディングや、漫画家の松本零士さんを招いた記念イベントもあり、祝賀ムードに花を添えた。午後5時に全面供用を開始した。