イヨカンオイル配合の餌を使う養殖サーモン(ギンザケ)の稚魚をいけすに移す作業が15日、宇和島市の九島沖であった。関係者約20人が春の出荷に向け、約9万匹の順調な成長を願った。
水産物加工・販売の宇和島プロジェクト(木和田権一社長)が手掛け、2015年7月に「宇和島サーモン」として商標登録した。餌にイヨカンオイルが入っているため、身はかんきつの香りがし、さっぱりした味が特長だという。
15日は雪や強風に見舞われる悪天候の中、東北地方から活魚運搬船で運ばれた200~600グラム程度の稚魚を、九島の沖合に浮かぶ養殖業者のいけすに次々と移していった。