愛媛県は29日、今治市菊間町種の石油工場で特定外来生物のセアカゴケグモの雌を確認したと発表した。雌は毒を持つため、見つけても触らないよう注意を呼び掛けている。
 県内でのセアカゴケグモの発見は4例目。
 県によると、27日、工場の職員が発見。28日に環境省がセアカゴケグモと確認した。県外から工場へ搬入されるコンテナに付着して運ばれてきた可能性があるとしている。
 セアカゴケグモに攻撃性はないが、触るとかまれることがある。発見した場合、家庭用殺虫剤(ピレスロイド系)で駆除し、県生物多様性センターへ連絡するよう求めている。
 県内では1月に愛南町で、7、8月に松山市で発見された。今後も県ホームページで情報を公開する。