26日、瀬戸内しまなみ海道を舞台に開かれる国際サイクリング大会を前に、愛媛県今治市のデザイン会社が、自転車のフレームに取り付ける金属製プレート「しまなみ過所旗(かしょき)ヘッドバッジ」を製作した。過所旗は安全な航行を保障するため村上水軍が与えた通行許可書で、サイクリストの安全を願う思いが込められている。
 歴史小説「村上海賊の娘」の2014年本屋大賞受賞も受け、「うずの鼻コミュニケーションズ」(村上太社長)が製作した。
 プレートは横4センチ、縦9センチ。村上水軍の家紋や自転車、渦潮などをデザインしている。来島村上水軍の本拠地だった同市来島の村上神社で、交通安全祈願を受けている。1枚5千円で、市レンタサイクル施設・サンライズ糸山(同市砂場町2丁目)で販売。同じデザインのステッカー(680円)も作った。