体の神経がまひして手足に力が入らなくなる難病「ギラン・バレー症候群」に侵されながら絵画制作に励んでいる、愛媛出身の高橋慎太郎さん(21)=東京都世田谷区=の初めての個展が1日、東京・銀座の画廊で始まった。愛や苦悩、希望など複雑な感情の渦巻く世界を描いた油絵が、見る人に強い印象を残している。6日まで。
 高橋さんは宇和島市生まれで、今治市で育った。高校生の時に発病し、大学中退後の20歳の時から描き始めた。画廊「Art Gallery M84」での個展のタイトルは「21歳、生きていけ。」。2014~16年に制作した15点を展示している。