愛媛県八幡浜市沖新田の八幡浜魚市場に白いナマコが水揚げされ、市場関係者を驚かせている。
 水揚げされたナマコは黒や赤、緑など通常の外観とは異なり、全体がやや赤みがかった白色で、体長約15センチ。具体的な種類名は不明だが、市場関係者らによると、2月中旬に宇和海での素潜り漁で捕獲されたナマコと一緒に市場へ出荷されたという。
 海洋生物に詳しい愛媛大農学部の高木基裕准教授は「色素が欠損するアルビノだと思われる」と指摘。「一定の確率で起こるが、非常に珍しい」と話す。