四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の増田清造新所長(61)が17日、同町九町の伊方ビジターズハウスで就任会見し、伊方3号機の再稼働に向けた原子力規制委員会の審査に対し「一日でも早く(新基準との)適合性が確認されるよう、真摯(しんし)に対応したい」と決意を述べた。
 審査で難航している耐震設計の目安となる基準地震動の設定に関しては「解析を鋭意進めているが、もう少し時間がかかるのではないか」と見通した。16日に規制委が審査合格証の原案となる審査書案を了承した九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)について「九電としては一歩進んだ」と評価した。