伊方原発3号機、7日営業運転
国の原子力規制委員会は6日、再稼働した四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の営業運転前の最終的な検査を始めた。問題がなければ7日午後に定期検査終了証と4月から実施している使用前検査の合格証を四電に交付し、伊方3号機はこれまでの調整運転から通常の営業運転に移行する。
規制委事務局の原子力規制庁によると、最終的な検査ではプラント全体の機能を確認する。6日は規制庁の検査官が関係資料を点検。7日は新規制基準に基づいて設置、改善した安全対策設備などについて、フル稼働で運転を続けながら影響がないかを中央制御室で最終確認するという。
伊方3号機は8月12日に原子炉を起動して再稼働し、15日に原子炉の熱でタービンを起動して発電と送電を開始。22日には原子炉内で発生する熱出力を100%にしてフル稼働の状態を保つ定格熱出力一定運転に達していた。