四国電力伊方原発が立地する愛媛県伊方町の山下和彦町長は16日、再稼働に同意している伊方3号機について「安全対策工事の最終段階に入り、来年春ごろには一連の手続きを終えて、準備が整うと思われている」と再稼働する時期の見通しを示した。
 再稼働を事前了解した10月以降初めて開かれた町議会本会議の招集あいさつで述べた。山下町長は「再稼働容認という判断」に至った経過を説明し「これまでに経験のない原子力への大きな不安感が広がっている状況下においての非常に重い決断となった」などと語った。