四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを松山・広島両市の住民計4人が求めた仮処分申請の即時抗告審で、広島高裁の野々上友之裁判長は13日、火山の危険性について「原子力規制委員会の判断は不合理」として広島地裁の決定を変更し、2018年9月30日まで運転を認めない決定を出した。原発の運転を差し止める高裁判断は全国初。四電は近く広島高裁に異議と、決定の効力を一時的に止める執行停止を申し立てる。