愛媛県西予市野村町野村の野村シルク博物館で24日、第19期染織講座の閉講式があった。品質の高さから近年「伊予生糸(いよいと)」として野村産の生糸が注目を集める中、今後の絹文化を担う県内外の5人の門出を祝った。
 講座は伊予生糸の生産が盛んだった地域文化を広げ、次代に残そうと、1997年から毎年続けている。1年目の基礎と2年目の創作の2コースがあり、養蚕農家での研修や、繭からの糸作りをはじめ、染色、手機織りなどに取り組む。
 第20期講座は2コースに計6人が受講し、6月23日から始まる予定。