愛媛県高校野球連盟(岩村正雄会長)は県内高校野球部で体罰やいじめが相次いでいることを受け、松山市内のホテルで5日、臨時監督研修会を開き、再発防止を訴えた。
硬式・軟式の加盟全62校の監督ら指導者が参加した。岩村会長は、2015年度の日本学生野球協会への上申が4件(1件は上申中)に達したと報告。生徒間のいじめについて「問題が小さいうちに指導者に報告が入るような人間関係をつくり、早い段階で芽を摘むことが大事」と指摘。体罰については「緩慢なプレーが命の危機にもつながるため厳しく指導する側面がある」と一定の理解を示しながら「今は体罰は許されない」と話した。