道産子に自慢の味をお裾分け―。ミカンや愛媛の魅力を多くの人に知ってもらおうと、愛媛県八幡浜市の八幡浜高校の2年生が3日、修学旅行先の北海道で配るミカン約600キロを袋詰めした。
 修学旅行先でのミカンの配布は、JA西宇和の協力を得て2003年から続けており、北海道のほか東京でも配ったことがある。今年は出荷が始まったばかりの極早生(わせ)ミカンを2年生43人が8日にJR札幌駅(札幌市)で3千袋配る。
 3日は、生徒らが八幡浜市江戸岡1丁目のJA西宇和中央共選場で作業。共選場内は、東京など全国各地への出荷作業中で甘酸っぱいかんきつの香りでいっぱい。部活を終えるなどして集まった33人が、やや緑がかった果実を1袋に4個ずつ丁寧に詰めていった。