愛媛県西予市明浜町俵津と宇和島市吉田町法花津を結ぶ国道378号俵津バイパス(3・6㌔)が29日、全線開通し、俵津公民館で式典があった。地元住民や工事、行政関係者ら約80人が、1998年度から20年近くに及んだ事業の完成を祝った。
県西予土木事務所によると、整備前の1車線道路は車道幅員が狭かったため、車のすれ違いが難しく、見通しが悪いところも多かった。新バイパスは片側1車線の幅員12㍍で、全線開通により車で約5分の時間短縮になった。災害時の緊急輸送道路としての機能強化や、通学する子どもらの安全確保にもなるという。