健脚ぞろい、仕事も一体 西予市駅伝部
愛媛県西予市職員らでつくる「市役所駅伝部」が県内外の大会で活躍している。今年秋の第15回「四国市町村職員駅伝大会」では連覇を達成。20~50代の男女71人の大所帯は「仲間との信頼関係は仕事でも役立っている」と口をそろえ、日々の業務とトレーニングが相乗効果を生んでいる。
前身は宇和町役場駅伝部。2004年の旧5町合併で市役所駅伝部が誕生した。合同練習は「ノー残業デー」の水曜日のみだが、日々各自が汗を流す。毎年3月の県クラブ対抗駅伝をはじめ、多くの大会に出場している。
今年10月に高知市であった四国市町村職員駅伝大会は、5区間10.9キロのコースに29チームが出場した。西予市役所Aチームは1区の伊井裕一さん(20)が「後ろに速い人たちがいるので、任せられる」と3位でリレーすると、続く元実業団選手の楠真美さん(39)がトップに。そのまま首位を譲ることなく、後続に1分近く差をつける35分29秒で快勝した。