愛媛大医学部(東温市志津川)の3研究室に、4月から松山東高校の2年生10人が通い、第一線の研究者から基礎研究の進め方を学んでいる。同校が指定から2年目を迎えた文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)の一環で、研究成果を論文にまとめ「世界への発信」が最終目標。手応えを感じ始めた1期生らに、高校と大学研究室は期待を寄せている。
 同校SGH事業課の加藤伸弥教諭によると、SGHでは1年時に課題研究を終えた2年生のうち、4月から79人が12のテーマに分かれ、3年時の夏から秋ごろまで原則毎週、大学で調査や研究を続けるほか、海外フィールドワークなどにも取り組む。最終目標として、成果をまとめた論文作成や国内外学会への発表などが挙げられている。