子どもたちが寺で勤行などに励み、心身を鍛える錬成会が24日、今治市玉川町別所の四国霊場58番札所仙遊寺で始まり、市内外の小学生ら67人が夏休みで緩んだ気を引き締めている。25日まで。
 同寺が毎年夏に開いており30回目。1泊2日の日程で水行や写経を体験し、肉の代わりに油揚げを使った「精進カレー」を味わう。
 開会を前に小山田弘憲副住職(36)が「みんなは遊びにではなく、修行に来ている。何事も全力で取り組んでほしい」と激励。児童らは真剣な表情で本堂で正座し、声をそろえて読経したり、座禅を組んで瞑想したりした。経を唱えるときに使う数珠作りにも挑戦した。