全日本大学女子駅伝 松山大監督「シード権獲得目標」 29日号砲
第35回全日本大学女子駅伝を翌日に控えた28日、シード校の監督らが仙台市内で会見した。昨年、創部9年目で念願の初優勝を果たした愛媛県の松山大の大西崇仁監督は、主将らを故障で欠くなどしたチームの現況を踏まえ「シード権獲得」(8位以内)を目標に掲げた。
リオ五輪3000メートル障害に出場した4年で主将の高見沢安珠と、今年8月に台湾・台北市であったユニバーシアードで女子ハーフマラソン4位に入った3年古谷奏は前回優勝の原動力で今年も期待されていたが、大会直前の負傷などで出場メンバーから外れた。
6区間計38キロを走る選手のうち4人が大会初出場。大西監督は、1区から調子が良い選手を並べたとし「序盤で流れをつくり、粘りの走りを見せたい」と意気込んだ。鍵になる選手として4区の1年徳永真紗希(今治北高出)を挙げ、奮起を期待。愛媛出身ではほかに2年岡田佳子(八幡浜高出)が3区を走る予定。
開会式では、松山大の選手が優勝杯や優勝旗を返還。高見沢が選手宣誓し「日々こつこつ、淡々、丁寧にこだわりを持って準備してきた。日ごろ支えてくださる方々に、心がこもった走りを見せたい」と力強く語った。
大会には昨年6連覇を逃した立命大など計26チームが参加。29日午後0時10分に弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)をスタートする。