愛媛県八幡浜市と大分県を結ぶフェリーを運航する九四オレンジフェリー(八幡浜市)と宇和島運輸(同)は、熊本地震の復興支援で、被災地でボランティア活動に参加する乗客や車両の運賃を半額にする「ボランティア支援割引」の適用期間を9月30日まで延長する。
 ボランティア支援割引は、九四オレンジの八幡浜―臼杵と、宇和島運輸の八幡浜―別府、八幡浜―臼杵で4月28日から適用。当初は6月末までだったが、引き続き被災地に向かうボランティアの活動を支援しようと期間を3カ月延長した。両社によると、27日までに3航路で延べ約400台、約870人が支援割引を利用している。
 両社とも、乗船前日の午後6時までに電話予約し、乗船券購入時に2016年度ボランティア活動保険の加入カードや加入証控えなどを提示すれば、2等旅客運賃や6メートル未満の乗用車・トラック、二輪車の運賃が半額になる。8月10~17日は割引除外となる。