共生社会実現を考える 県が「つどい」 700人参加・松山
愛媛県は14日、松山市道後町2丁目のひめぎんホールで「差別をなくする県民のつどい」を開いた。約700人が「共生社会」の実現について考えた。
パネル討論で全盲の弁護士の大胡田誠さん(東京)は、相模原市の障害者施設殺傷事件で死者の氏名が非公表だった点について「障害を隠さなければ生活できない(状況をつくっている)社会の側に問題がある」と指摘。子どものころから教育の場に障害者がいる環境が大切とし「理解や知識は要らない。ただ一緒にいればいい」と訴えた。
リオデジャネイロ・パラリンピック柔道の銅メダリスト広瀬順子さんは「障害があっても、笑顔で明るく楽しく生きていることをスポーツを通して知ってほしい」と呼び掛けた。