四国電力伊方原発の再稼働に反対する集会(愛媛県職員労働組合など主催)が17日、松山市湊町5丁目の伊予鉄道松山市駅前であった。参加者は「(事故が起これば)被ばくなしでの避難や災害対策業務は不可能」とし、再稼働阻止に向け団結を呼び掛けた。
 広島や京都の自治体職員の労働組合など10団体以上が参加。愛媛県職員労働組合の宇都宮理委員長は「原発事故時に危険にさらされるのは近隣住民や原発労働者、防災業務に当たる官民労働者」と強調した。
 マイクを持った人たちは、4月の熊本地震を受け「(国の原子力規制委員会の)審査を根本から検証し直さなければならない」、「核のごみをこれ以上増やしては子や孫に申し訳ない」などと訴えた。
 続いて松山市中心部の商店街でデモ行進し、「四電は再稼働を中止しろ」などとシュプレヒコールを上げながら買い物客らにアピールした。