肱川河口の愛媛県大洲市長浜地区で14日朝、霧を伴う冬の強風「肱川あらし」が今季初観測され、勢いよく伊予灘へ吹き出した。前年より2日早い発生。
肱川あらしは、大洲盆地から肱川沿いに下る上空の放射霧と、水温と気温の差により川面に発生する蒸気霧を伴う。両方の霧が河口の長浜大橋付近で午前7時から同7時半までに観測されれば「肱川あらし実行委員会」が会議で認定する。
午前6時半ごろ、大洲盆地を覆う放射霧は河口へ向かうにつれ長く細く蛇のような形となり、長浜大橋も真っ白い蒸気霧に覆われ、幻想的な風景が広がった。