前方後円墳に馬てい形周壕 祝谷9号墳 四国初、外周に葺石
愛媛県松山市埋蔵文化財センターは11日、同市祝谷6丁目の祝谷大地ケ田遺跡6次調査で、古墳時代中期(5世紀後半)の前方後円墳(祝谷9号墳)などが見つかったと発表した。周辺の祝谷地区では円墳など8基の古墳が確認されているが、前方後円墳は初。センターは「他の古墳とともに、古墳群として捉える中で重要性を持つ」と話している。
センターによると、9号墳は全長約31.5メートルで、市内の前方後円墳は11例目。道後地区を治めた権力者の墓とみられる。後世の開発のため、石室などの埋葬状況は確認できなかったが、馬形埴輪(はにわ)や鳳凰の文様が施された大刀の柄などが出土した。
現地説明会は15日午前11時半から。市考古館(同市南斎院町)では17~27日の間、出土品を展示する。問い合わせは同センター=電話089(923)6363。
前方後円墳に馬てい形周壕 祝谷9号墳 四国初、外周に葺石
愛媛県松山市埋蔵文化財センターは11日、同市祝谷6丁目の祝谷大地ケ田遺跡6次調査で、古墳時代中期(5世紀後半)の前方後円墳(祝谷9号墳)などが見つかったと発表した。周辺の祝谷地区では円墳など8基の古墳が確認されているが、前方後円墳は初。センターは「他の古墳とともに、古墳群として捉える中で重要性を持つ」と話している。
センターによると、9号墳は全長約31.5メートルで、市内の前方後円墳は11例目。道後地区を治めた権力者の墓とみられる。後世の開発のため、石室などの埋葬状況は確認できなかったが、馬形埴輪(はにわ)や鳳凰の文様が施された大刀の柄などが出土した。
現地説明会は15日午前11時半から。市考古館(同市南斎院町)では17~27日の間、出土品を展示する。問い合わせは同センター=電話089(923)6363。