動物に触れて実感、大切な生命 松山・粟井小 1年生、興味津々
「動物とのふれあい教室」が14日、愛媛県松山市常竹の粟井小学校であり、1年生69人がウサギやヘビ、カメなど生き物のぬくもりに触れ、生命の大切さを学んだ。
教室は県獣医師会(寺町光博会長)が、子どもたちに思いやりや科学的な思考、ペットとの接し方を知ってもらおうと県内各地で開いている。
体育館に県立とべ動物園で飼育されているウサギやモルモットが姿をみせると、子どもたちは「かわいい」と歓声を上げ、膝に乗せたり聴診器で心音を確認したりした。獣医師が準備した海外のヘビやハリネズミ、リクガメなどの変わった生き物も登場。子どもたちは遠巻きにこわごわと指先でつついていたが、途中から自分の手で持つなど興味津々だった。
獣医師は「小動物は怖がりなので優しく接して」とアドバイスし、ヘビに触るとひんやりする理由を聞かれると「周囲の温度に合わせる変温動物だから」などと解説。女子児童(7)は「ウサギはあったかくてモルモットの心臓の音は自分のより速く、ヘビは小さなうろこがいっぱい。動物がもっと好きになった」と笑顔だった。